中河原de太極拳

しなやかでしっかり強い体つくりにゆったりとした呼吸で太極拳などいかが?

正しくマスターすることの大切さ

知人の太極拳倶楽部の様子を見る機会があった。入会しておよそ半年ほどという会員の表演を見て驚いた。見るも無残な間違いだらけ。24のうち22は間違ってるんじゃないかと言うほど。

 

歩法の間違いはもちろんのこと手法も本人自体が何をしようとしているのかさえ理解していないんじゃないかと強く疑われる。表演全体を通じて極端な前傾姿勢のままの人も。しかし、会員同士もまたクラブ代表も注意もしない。と言うか注意できないんじゃなかろうか。

 

あまりにひどいのでワンポイントのアドバイスをした。しかし、次の回に行った時、代表はこう言った。

会員に教えないでくれ! 

えっ! という思いだ。更にひどいのはその次の回に行ったときに、歩法の基本についてアドバイスしたら、

もう来ないでくれ! 

だって。独りよがりで間違いを会員に吹き込んで、表演の際の危険防止にも意を用いないでクラブ運営をしているということに気がついていないらしい。道理で数年前に見た時の会員が一人も残っていないはずだ。

 

噂だが、クラブ代表は公園などの表演の輪の中に入って見よう見まねで「大極拳」とやらを覚えた(?)らしい。何の解説もなく見よう見まねでのマスターは各人の観察力の違いで大きな差が出る。また、武術などの基本的な知識や経験の有無によってもマスターする度合いや完成度は大きく異なってくる。

 

見よう見まねだけで習得したものはかなり怪しいものにならざるをえない。いわゆる「なんちゃって大極拳」になる危険性が高い。具合の悪いことにその「習得した大極拳」に余人が口を挟む余地が無いこと。で、教えるな、もう来るなになってしまう。まして、余人が、それってこうじゃないと言おうものなら烈火のごとく怒る、手に負えない状態に。

 

さらに悪いことに、一旦間違って身につけると正しいのは他にあると目覚めてもなかなかそれが身につかない。nanoにも同様な経験が。間違って教えられた方法に疑問を持ち、you-tubeや解説書などで検証した所明らかに間違いだったことがある。正しい方法で表演出来るようになるまでに随分時間を要した。そんなことがあって教えていただいた「先生」からは離れた。先生の前で教えられたことをやらないというのは互いにストレスだから。

 

nanoが見た倶楽部のメンバーがもしこのブログを見ていたらぜひ今の状態を検証してほしいもの。それには他のクラブや、朝練を見に行ったり、あるいはまた解説書やdvdを見たりしてもらいたい。24式太極拳についてはいまどき図書館に行けば掃いて捨てる程情報がある。

 

中河原近辺では少なくてもその朝練は二つ。

一つはnanoたちがやっている

 nec中河原技術センターと恵仁会病院の間にある中河原公園で毎週土曜日の朝8時からやっている。

 

もう一つは、川向こうの関戸橋と四谷橋の間にある多摩川の河原で毎週日曜日の朝8時から。近くにwith childという保育園が目印。

 

いずれも雨が降っていない日に朝練をしている。興味のある方は是非! 見学だけでも大歓迎。